バンクーバーのコロナウィルスCOVID-19の状況

ヤスオさん、お元気ですか？
今世界中がコロナで大変なことになっていますね。バンクーバーは3/11にWHOによるパンデミック宣言が出てから、急に街の様子が一変した感じです。
カナダのコロナ感染者は3/17までで424人となってます。私の住んでいるバンクーバーのBC州では103人（この数字はここ数日で急激に伸びています。）、死者が7人。そのうち4人は老人ホームでコロナ感染が発生し死亡者が出てしまいました。3/上旬のバンクーバーの感染者は一桁で数人づつの増加たっだのでコロナリクスは低いと保健省は発信していました。でもここ数日で感染者が急に増え、対応を強化しています。

感染者数
3/3 ： 9人
3/5 ： 21人
3/7 ： 27人
3/9 ： 32人
3/10 ： 39人
3/12 ： 53人
3/13 ： 64人
3/14 ： 73人
3/16 ： 103人

●3月上旬 隣接するアメリカのワシントン州でコロナ死者
↓
・職場でコロナの話題をする人が増えてきた

●3月11日 WHOによるパンデミック宣言
↓
・トイレットペーパーなどの買い占めがニュースになりだす
・自宅勤務の企業が増える
・ケータリングレストランで働いている私は速攻、一時解雇宣告

●3月16日 ジャスティン・トルドー首相会見 カナダ居住者とアメリカ国籍以外の入国禁止
↓
・3月末までお店を閉める企業が多数
・大手デパートも閉店
・図書館やコミュニティーセンターも閉鎖
・レストラン、カフェは持ち帰りのみになる（屋内で食べれない）
・学校も3/末まで休み
・大学などはオンライン授業を導入
・日用品が品切れ
・50人以上の集まるイベント禁止
・1m以上人と離れることを奨励

バンクーバーのスーパーの様子

数日前までは普通にストックがあったのですが、3月16日以降急激に品物がなくなっています。カナダでも買い占めが起こってます。ちなみに買い占めは英語で「panic buying」と言います。分かりやすいですね！

トイレットペーパー、缶詰、パスタは全滅。

風邪薬も品切れです。

青果は半分くらい。

乳製品、生肉は大丈夫。

おむつなど赤ちゃん用品もまだ在庫大丈夫そう。

3月16日月曜にジャスティン・トルドー首相が会見をしてから一気に、コロナ感染拡大防止に取り組む企業が増え、デパート、小売店はお店を2週間ほど休む決定を次々にしています。3月11日～3月16日の数日間でバンクーバーの状況は一変した感じです。私も職を速攻失いました。こういった失業者に対してコロナの特例措置がなされるようなので、今はその進捗状況を待ってる状況です。日本のような1日4000円支給という助成金措置は今の所ありません。

ほんの1週間前まではコロナなんて、アジアの話だろうくらいにしか思っていなかったカナダ人が多かったと思います。
いよいよ自分たちの周りでもコロナ感染者が増えてきたことや、スーパーの品薄や、国境封鎖になったことで、自分たちも危険にさらされてるということに気づいたところです。
でも街中でマスクしている人、アジア人以外ほとんどいません。これ、感染拡大している大きな一因でもあると思うんですけどね。
州の保健省でも未だに「具合が悪いときにマスク」と指示してます。
マスクしてるとヤジが飛ぶ現象は、移民の多いバンクーバーでも起きているようです。困った文化の違いですね。私もヤジを飛ばされるのが怖くてバス電車以外はマスクできません。

今やっと日本の大変さが私にも分かってきました。買い占めによる物流停滞は本当に困りますね。 今はコロナのワクチン特効薬が早く開発され、この不景気に歯止めをかけて欲しいと願うばかりです。

いつもは混んでる公園が、がらんとしててなんだか不気味でした。