2019.12.10

2019.12.10

ヤスオ兄さんへ

世界遺産の木造教会。シフィドニツァとヤヴォル平和教会へ

ポーランド、ヤヴォル平和教会の祭壇と内装

ヴロツワフからシフィドニツァ教会へ

ヴロツワフからシフィドニツァとヤヴォル平和教会へ行く畑と空が広がる景色

のどかな風景を見ながら1時間ちょっと。なかなかとばしてくれたので、あっという間にシフィドニツァ教会へ。

ポーランドのシフィドニツァ教会の木造建築が分かる外観

ここからは教会にあった日本語説明のファイルを元に、知ったか風でお伝えします。

「三十年戦争」後の講和条約によって、プロテスタントの教会の建築が許可されたけど、建設には厳格な条件がつけられた。
・建材は材木、粘土、砂、藁に限る
・1年以内に建設を終えること
・塔や鐘を設けてはいけない
・教会は市壁の外側に建てること など。
なので、建設当初は塔も鐘もなく、その後建てられたそうな。

で、色々制限あったけど、出来上がりがこちら

シフィドニツァ教会の祭壇と絵画が描かれた天井

釘を使ってないの??

金属とか使っちゃだめって言われて、釘が使えなかったのとは思えない!
もちろん、建てた当時から色々と追加してアップグレードはしてるだろうけど。

ポーランド、シフィドニツァ教会の大きなパイプオルガン
パイプオルガンの音色が教会全体に響いて、さらに素敵な空間に。(ミサでもなく、たまたま演奏してた)
7500人収容できる広い教会は、天井や壁面は、全部絵画で装飾
7500人収容できる広い教会は、天井や壁面は、全部絵画で装飾されている
シフィドニツァ教会はバルコニー部分の天井にも模様が描かれている
バルコニー部分の天井にも模様が描かれてる
ポーランド、シフィドニツァ教会の細工がこまやかな椅子
椅子にも装飾
シフィドニツァ教会の祭壇は大理石で豪華
建設許可100周年記念で作られた立派な祭壇
シフィドニツァ教会の祭壇には野菜や果物がお供えしてある

祭壇にはお供えの野菜や果物。
なんだかかわいらしいけど、1657年の最初に礼拝をやったときから、こうやって地元の人が通い続けてるんだな~と思うと感慨深い(360年以上経ってるからね)。日本にも古いお寺や神社にお供えものあるもんね。

シフィドニツァ教会もヤヴォル教会も、意外に街中にあるんだよね。
写真だけ見てたら、村はずれにぽつんと立ってそうだけど。

ポーランド、ヤヴォル教会近くの道路と建物

ヤヴォル平和教会へ

ヤヴォル平和教会の木造建築構造が分かる外観

こちらもプロテスタントの木造教会で、同じ制限をかけられたわけだけど、そんなこと感じさせない。

こっちも、釘を使ってないの??

ポーランド、ヤヴォル平和教会の祭壇と内装
ポーランド、ヤヴォル平和教会のブルーの色彩が鮮やかな天井
4階建ての教会。天井のブルーの色彩は窓からの採光でより映える
ヤヴォル平和教会には聖書に基づいた絵が描かれたバルコニー席がある
バルコニー席の側面には聖書に基づいた絵などが描かれてる
ヤヴォル平和教会の祭壇後ろも装飾されている
祭壇の横や後ろも、全部装飾されてる
ポーランドのヤヴォル平和教会の祭壇と黒猫
祭壇の守り猫
ポーランドのヤヴォル平和教会の内装と祭壇に座る黒猫
いや、教会の守り猫かな

制限かけられたほうが知恵を絞るとかいうよね。知恵を絞った結果もあるだろうけど、信仰心が詰まってることがすごく分かったよ。

キリスト教の宗教改革は、上馬キリスト教会の超簡単説明でもどうぞ。

※情報は2019年12月現在

詳細情報

さとみより

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